「どうしたら日本はよくなるの?」
「なぁなぁ、日本ってどんどん悪くなってへん?」
「そうかもしれへんなぁ。どうしてそう思った?」
「だって最近、いろんな事件がおきてるやろ。すごい怖いねん」
小学2年になる下の娘の発言なのだが、かなりドキッとした。
長女が時事問題に少し関心が出てきたのか、
新聞やテレビを見ながら「なぁ、これってどういうことなん?」とよく聞いてくる。
子どもの変死事件、自民党総裁選、汚染米からリーマン・ブラザーズ、9・11まで、
可能な限りわかりやすく説明する。
下の娘はその話をじっと聞いていたいみたいなのだ。
自分が今生きている社会で起きている様々な出来事は、
自分や周りの人たちに良からぬことを引き起こしそうだ、と感じている。
その恐怖は、間近に迫っていると思わせているようだ。
社会には素敵なこともたくさん起きているはずなのに、
大人の会話やメディアが取り上げる出来事には、偏りがあるのは事実だ。
そんな偏った情報の中で、子どもは生きている。
「どうしたら日本はよくなるの?」
上の会話の続きの質問だ。
ぼくなりに正直に、思っていることを答えたが、
「それじゃあ、すぐに良くならへんやんかー」と不安そうだ。
正直に答えたので、そんなに楽天的な言葉にはならなかった。
どう答えたら、よかったのか?
まだ、戸惑いの中にいる。
by mesonbox1
| 2008-09-25 22:54