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違和感

自分の身体に違和感を感じる、そんなときがたまにある。
「病気」という意味ではなく、自分がいる「ある状況」が生理的に受け入れられないという反応がでてくるという感じなのだ。誰にでもある感覚なのかどうかはよくわからない。
私は、そんな予感を感じることが予想できるときには、事前に避けることにしている。でも、その時は予想に反して、生理的嫌悪感を強く感じることに遭遇してしまった。
ある結婚式場でブライダルフェアが開かれた。
模擬結婚式で、真面目な顔をして牧師が語り、フェアに訪れたお客様が神妙な顔をしてその様子を見ている。チャペルを出ると、庭にはバルーンと白い鳩が解き放たれるのを待っている。パーティー会場では、外国人シンガーが出番の準備だ。その世界にいる人たちには、見慣れた景色だった。
「ん〜!?」
身体が強い違和感を感じ、この場にいることを拒否し始めた。
このフェアを訪れて数分後には、会場の外にいた。
この式場はそのエリアでは非常に人気の高い施設だと聞く。
ブライダル業界は結婚組数の減少という社会現象を目の前にして、生き残りのため、様々なハードを建設し、あれやこれやの演出を凝らす。「ゴンドラにドライアイス」なんていう、今や笑い話にしかならない演出が、形を変えて今もたくさん存在する。
結婚をしようとするお二人が、望むのならそれでいいのかもしれない。
でも式やパーティには招待したゲストがいる。その人たちとともに過ごす時間が、そんな演出の羅列でいいのかと思う。
ゲストは、新郎あるいは新婦がどんな人なのか知りたいと思う。また、二人の喜びを一緒に分かち合いたいと願う。そのために、お金と時間をさいて、パーティにご出席いただいているのだ。大切なのはミョーな演出を媒介させないで、お二人とゲストとの語らいの時間をきちんとつくることなのだと思う。
式場側は、ゆったりとリラックスした時間がそこに流れるようにサポートすればいいのだと心から思う。
メソンがウェディングに取り組むポリシーは、そこにある。
by mesonbox1 | 2003-01-20 17:59