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ここに住むということ。

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レストランをOPENさせてちょうど1年。
お客様は徐々に増えてきているが、
私たちのやっている仕事と地域とのギャップを感じる出来事がおきた。
先週の日曜日、メソンのある志賀町の町長選挙があり、
産廃焼却施設建設と大津市との合併推進を公約した候補が
当選してしまった。
彼は「大津市長のところへ日参してでも合併をお願いする」
と平気で言ってのける人物だ。
私たちは志賀町の中でも
農村地帯で住み、レストランを営業している。
この地域に住む人々は「何もないのがここの取り柄」などと自嘲気味に語るが、
都会から移り住んできた私たちにとっては、それこそが魅力だった。
しかし、プライドの片鱗も持ち合わせない町長を当選させる土壌もここにある。
わたしたちが実践するスローフードというコンセプトは、
単に[食のトレンド]なのではなく、
農村地域にとってかけがえのない[地域の魅力再発見]としてのキーワードだ。
「何もないのがここの取り柄」ではなく、
「ここにはこんなにもたくさんの魅力があるのだ」と語らねば、
この地域が崩壊してしまう時がきてしまった。
これまでその地域に生まれ育った人々が
「当然のもの」「普通のこと」と思っていたことが
別の地域の人が見れば魅力的なものに写る。
そんな一つ一つを掘り起こしていくこと、
オーベルジュの仕事を通じて
これからもつづけていかなくてはならないのだ。
by mesonbox1 | 2004-08-16 15:52