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自分を大切な存在だと思うこと。

c0047201_18543553.jpgある時期まで、生きる意欲があまり強くない人間だった。
思春期の頃は「自分はどうして生きているんだろう?」と思っていたし、成人になってからも「いつ死んでもいいや」ぐらいに思っていた。
最近「自己の重要感を体感させることが大切」という講演を聞いた。子育てにまつわる話で、めずらしい議論でもないのだが、その話を聞いて確かに「そうだよなぁ」と実感したことがある。
親にとってその「重要感」は子によって与えられている、と。


初めての子どもが生まれて2ヵ月後に、旅行にでかけた。
真冬にもかかわらず、なぜか滝を見にいこうと急なガケを上っていく。
すぐ下は谷。
ぼくは生まれたばかりの子を抱えて上っていく。
つまずいたり、コケたりして子どもを落としたら、
確実にこの子は死んでしまうだろう。
なのに腕の中の子どもは、スヤスヤ眠りつづけている。

文字どおり命をかけて、ぼくへの100%の信頼で娘は眠りつづけていると思った。
そのときはじめて、「生き続けなくてはいけない理由」ができた。
「父親」になったのは、このときだった。


この講演は「子どもが重要感を感じられる親になってますか?」というものだ。
子はその存在だけで、親に重要感を与えるが、
その逆は存在だけでは成り立たない。

常に子にメッセージを発しつづけること。
そんな家族関係で育った子は、社会の中でも、その子がつくる家族でも
「自己の重要感」を与えられる存在になるのだ。

そんな「親」になりたい。
by mesonbox1 | 2008-02-13 18:57