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朽木の鹿がやってくる。

c0047201_2293954.jpg「あのー、いまご自宅に着いたんですけどー」と携帯で連絡をとると、「いま、上の畑におるからすぐにもどるわー」。
「70歳ぐらいかなぁ」と思っていたその人の姿は、青年のような精悍さだった。

最近、朽木(くつき)で「駆除」を目的とした猟が行われているが、鹿などの肉を有効活用できてない、という内容の報道がされていた。
鹿肉を定番メニューにしたいと願っていたので、そのルートにたどり着こうと、森林組合を通じて紹介したもらった
のがこのMさん。
c0047201_2295860.jpg「いっぺん顔を見て話をしよう」ということで、この日ご自宅にうかがったのだ。

朽木というところは、1年ほど前まで滋賀県では唯一の村(現在、高島市の一部)。
京都でいえば美山町のようなところで、「田舎」を上手に活用し、
個性的な村として存在していたところだ。
Mさんのご自宅は、「平良(へら)」という谷間の10数軒しかない小さな集落にある。

山あいでは、鹿・いのしし・猿・クマなどによる人間の暮らしとの摩擦が年々大きくなっている。行政の依頼で「猟期」以外でも、「駆除」を目的にした猟を行なわれる。
「彼らはとった鹿を土に埋めろという。命を大切にしないし、知恵もない」
「奪った命をちゃんと活かしてやりたい」という想いと、
こちらの申し出が一致した形だ。

動物の肉は、身体がもっとも充実する交尾の時期が一番おいしいという。
鹿は7〜8月がその時期で、油がのって「猟期」の肉とはひと味違うと、Mさん。
これまで「田園のテーブル」では、「猟期」のみだったが、一年中鹿肉を提供できるようになる、はず。

ちなみにこの日、ビールと鹿肉のハムをごちそうになりながら、6時間もMさんのお話しをうかがっていた。
続きはまた近日のブログで。
by mesonbox1 | 2006-05-31 23:23