だれが主催者側にいるのか?

結婚式でのこと。

式が始まる30分前に受付は開始される。
なのに、それよりもずっと早く当日のゲストはやってこられるケースは多い。
お二人は、準備とリハーサル、撮影などで、その場にはいない。
お二人のご両親は、だれよりも早くお越しになるケースは多いが、親しいご親族と歓談中。
そのため、早めにお越しになったゲストをお迎えするのは、メソンのスタッフとなる。

「こんなことでいいのか?なにかおかしくないか。」と、最近思い始めた。



ぼくの父と、母の葬儀のときのこと。

喪主である兄が主催者になるわけだが、
兄の家族とぼくの家族がそのサポートをした。
場所は、実家に近い葬儀場。

近しい親族を中心に、30人ほどの参列者。
お越しいただいたお礼、受付、お茶などの接待は、家族みんなでする。
父と母がつくった家族はみんな主催者側にいた。

次男であるぼくは、主催者にふさわしい「仕事」をしようと思ってその場にいたし、
ぼくの家族にもふさわしい「仕事」をしてもらおうと思った。
それが家族の役割だと思ったからだ。

ここまでのことは、
葬儀という場では、とても普通の感覚なのではないかと思う。

もともと、自宅や寺院で行われていた葬儀が、外部化し、商品化しても、
この感覚は変わらず残っているということなのだろう。



「結婚に際しての宴」といったほうが正確だが、
結婚式も葬儀と同じように、
主に自宅でおこなわれていたのものが、外部化し、商品化されたものだ。

結婚式の業界は、主催者を明確にしないで、すべてを請け負ってしまった。
そのために、だれが主催者側にいるのか、とてもわかりにくくなってしまった。


わたしたちは、結婚式の主催者はお二人です、と伝え続けている。
そうはいっても実際はお二人は、主催者にふさわしい動きができないことが多い。
メソンでも、当日のスケジュールはけっこうビッシリなのだ。


輪をかけて、お二人のご両親・ご家族の位置づけが、はっきりしない。
お二人が招待した、ゲスト側の位置づけなのか、
あるいはお二人のサポート役になってもらう、主催者側にいるのか。

葬儀の感覚からすると、主催者側になるのだが、
実際はお二人の判断にゆだねることが多い。


自分の息子や娘を支えてくれている方々に、ご両親は無関心なはずはないのだが、
その感覚がない方々もいる。

極端なケースでは、お二人の準備にクレームだけをつけ、
評論家のような態度をとり続けるご両親がいる。
そんなときには、見かねてメソンから家族関係に介入することもある。

「ご両親は主催者側にいるんです」とお伝えすると、
その後の言動が一変される。


最近のさまざまな準備状況、さまざまな家族関係、さまざまな結婚式を目の当たりにして、
お二人・家族・メソンの役割分担を、整理する必要があると実感している。

そこをはっきりさせないできたことに、反省している。




オーベルジュメソンの公式サイトはこちらから。
http://www.meson-box.com/index.html





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by mesonbox1 | 2015-11-23 18:32