ところが、娘たちは想定外。

我が家の長女は、いま大学一年生。
京都で一人暮らしをしています。

みずから望んだわけではなく、
親のなかば押し付けで、高校3年の後半から、京都での一人暮らしをスタートさせました。


彼女は大津にある地元の公立小学校に通っていましたが、
これもなかば親の押し付けで、京都の中高大一貫の私立学校へ行かせました。

一貫校へ行かせた根底には、ぼく自身の高校・大学受験のつらい体験がありました。
いまから思うと別に他の受験生と比べて、
なんら変わらない状況だったと思います。

だけど、当時の僕は思春期の真っ只中にあり、
「なんで受験なんてしないといけないんだ」などと、
みずから望んだ高校・大学進学にもかかわらず、
とても複雑な精神状況にありました。

もう一つの動機は、「社会のリーダーに育てるんだ」という希望です。
世界も日本も、とてもむずかしい時代。
そんな時代をいい方向に解決に向かわせるリーダーが必要だと。
もちろん一人ではむずかしいが、そんなことを意識した人間に成長してほしいと。

そのためには、学校での経験が大切なのかもしれないという、仮説があったわけです。


最小限の受験体験となる中学受験に合格しました。
結果として私たちが知る限り、中高の学校の体制は「リーダー養成機関」としては、
期待はずれでしたが、
中学入学から、長女は親の想定外の動きをはじめます。

「聖歌隊」という名のクラブに加入し、6年間活動を続けます。

「聖歌隊」とは、「教会、礼拝堂やキリスト教系の学校のなかにあって、
教会の礼拝やミサ、特に復活祭やクリスマス関係の行事や結婚式、
昇天式などにおいて、賛美曲、聖歌、賛美歌を歌い、
神の愛と栄光を称える合唱団のこと」(Wikipedia

なんと、「神の愛と栄光を称える合唱団」!。
「なんてこった!」です。
この両親に生まれた子どもが、聖歌隊?

想像もつきませんでした。

彼女は、大学に無事進学しますが、
選択したクラブは「ヨット部」。
「なんじゃそりゃ?」

彼女の両親は、ともに親から離れ一人暮らしを経験しています。
その経験は、とても良かった。
だから、早くから長女にも一人暮らしを経験させてやろうと。
また、暮らさないとわからないだろう「京都」の奥深さを楽しめばいいなぁと、
スタートさせたわけです。

その大学のヨット部の練習場所・合宿所はなんと琵琶湖。
大学4年間の半分ぐらいは、「琵琶湖暮らし」になりかねない。
その意味で「なんじゃそりゃ?」。

これも想定外。


前回のブログ「なぜ人を殺してはいけないのか」で、偉そうに書きましたが、
現実はこんなふうに進んでいきます。
これがとてもおもしろい。

娘たちは、わたしたちの「子ども」ではあるが、
ひとりの人間だということなのだと思います。

社会・世界は、そんなふうに引き継がれていくんだと。


次女の話は、また次回に。







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by mesonbox1 | 2015-09-13 13:17