これが、キューレーションサイトの実態?

ある日、オーベルジュメソンの公式サイトのアクセスが、
いつもの2倍になった。

さまざまなメディアに取り上げられたりするとそんなことがあるが、
今回は、心当たりがない。


どのサイトから、公式サイトへ飛んできたかを、
アクセス解析機能をつかって調べてみる。

通常、上位は検索サイトなのだが、
見慣れないサイトがダントツトップになっている。

「旅と自由をテーマにしたライフスタイル系Webメディア」と標榜しているサイトだ。
記事を見ていくと、メソンが紹介されている。
写真も文章も、メソンのサイトを見ればできるような内容で、
取材をしなくてもできる程度のものだ。

これまでも、そうしたケースは少なからずあったが、
事前に掲載の了解を求めてきていた。

スタッフに確認したが、だれもそんな連絡を受けていない。

「あっ、時代が変わった」と思った。


ブログやSNS以前の時代、インターネット上で組織や個人の表現は、
ホームページだけだった時代があった。
その後ブログが登場してくるが、その時代まで、
第3者を紹介、あるいはリンクを張ることに、許可を求めてから行うという
暗黙のルールがあった。

お客さんのブログで、メソンを紹介したいという申請のメールは少なくなかった。

SNSが登場し、個人に関してはそのルールはなくなった。
Twitter、Facebookなどなど、いまや個人によるさまざまな体験による情報があふれた。


でも、「情報」を商売にしているメディアは違った。


「旅と自由をテーマにしたライフスタイル系Webメディア」と標榜しているサイトを見ていると、
独自にライターを抱えている。
メソンの記事は署名入りなので、独自の記事扱いだ。

でも、メソンのサイトから写真を「勝手に」借用し、
文章は取材はないがオリジナル。
想像上の創作だ。
それをさまざまなサイトにも配信し、商売にしている。

ここのサイトも、その配信先のサイトも、いま雨後のたけのこのように増殖する
「キュレーションサイト」なのだ。

「キュレーションサイト」とは、
IT用語としては、インターネット上の情報を収集しまとめること。または収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有することを言う。キュレーションを行う人はキュレーター呼ばれる
キュレーターの語源は、博物館図書館などの管理者や館長を意味する「Curator(キュレーター)」からきている。キュレーターが館内の展示物を整理して見やすくするのと同様に、インターネット上のあらゆる情報を、キュレーター独自の価値判断で整理するのがキュレーションであり、キュレーションされたものは、プログラムなどで自動的に収集する従来の検索サービスの検索結果と比べて、「不要なものが少ない」「センスが良い」などといった理由から人気が高まっている。(「コトバンク)

実は、この引用も無断借用。

「キュレーション」なんていわれると、「厳選」なんてイメージがあるが、
その情報の「源泉」は、その程度のものも多いってわけだ。

2次、3次、4次、5次、6次……、こんな情報の使いまわし。
こんな「もたれあい」で、ネット上の情報サイトは成立しているんだと、実感した。

一次的な情報や報道をつくりだす機関が、どこも元気がないのがとても気がかりだ。





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by mesonbox1 | 2015-04-08 12:37