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ホテルアワードって、何を評価してくれたんでしょう?

前ブログで紹介させていただいたように、
世界最大の旅行口コミサイトTripAdvisorによる
「トラベラーズチョイスホテルアワード 2014家族向けホテル部門Top25」で
3位に入賞しました。

「家族向けホテル」というカテゴリーは、
TripAdvisorでは今年初めて設定されたもののようですが、
「家族向けホテル」での評価には、少し感慨がありました。



このカテゴリーで受賞されているホテルは、
「沖縄」「ディズニーランド」「USJ」「軽井沢」「伊豆」などのホテルが多く、
おそらく「家族で訪れる場所にあるホテル」を対象にしているということなのでしょう。
http://www.tripadvisor.jp/TravelersChoice-Hotels-cFamily#1

オーベルジュメソンは、ちょっと例外な感じです(笑)。
別の評価軸がありそうです。




先日、うちの家族4人で、とある温泉に泊まりにいきました。
200室ほどの巨大庶民派温泉ホテル。
12畳ほどの部屋一室に窓辺に小さな板の間。
訪れたときには、4人分の布団が敷かれ、
座卓や座椅子は部屋に隅に追いやられています。
布団の上でゴロゴロするしか、過ごしようがありません。
(もちろん承知の上での予約ですから、これで構わないのです)

この様子は、4人で宿泊する和室では、典型的です。
(夕食時に布団敷き、というケースもありますが、結果部屋の様子は同じです)。

これがベッドを基本とする、洋室庶民派ホテルでも変わりません。
基本の2人分のベッド+エキストラベッド2台。
これで客室は満杯。
みんなの居場所は、必然的にベッドの上になります。

この状態がイヤなら、2部屋予約ということになりますが、
「せっかく家族みんなで旅行しているのに…」となるのです。

もちろん別の選択肢はあります。
2ベッドルームのスイートルーム。
でも私たちが予約するには、ちょっとハードルが高い………。

この客室のあり方には、とても違和感がありました。

オーベルジュメソンでは5年ほど前に「スーペリアルーム」(定員4名)、
昨年「ハナレ」(定員5名)をつくりましたが、
どんな部屋にするかの出発点には、上記の「違和感」がありました。

どうしたら、半ば常識になっているこの客室のあり方を変えられるのか、と。

メソンが出した結論は、
①居間と寝室を完全に分けること
②ベッドは使用しない。かつ、お客様ご自身で、布団を敷いていただくこと
ということでした。

これで4~5人の方々でも、ゆったりと過ごしていただくスペースをきちんと確保でき、
かつプライベートな時間が乱されることなく過ごせるのです。

それまで、「ご自身で布団を敷いていただく宿」は聞いたことがありませんでした。
メソンの宿泊料金は、決して安くはありません。

このスタイルが宿泊いただく方々に、ご理解いただけるのか?
私たちにはとても大きなチャレンジでした。



そして、「家族向けホテル3位入賞」という知らせです。
このスタイルは一定の評価をいただけているのではないか、と思います。


ただ課題もあります。
年齢の高いお客様からは「布団はしんどい」というご感想をいただきます。

「しんどさ」をクリアしながら、「過ごすスペース」をきちんと確保する。
限られた面積での両立を、新たなチャレンジのテーマとしたいと思います。

来冬に着手できるかなぁー。



by mesonbox1 | 2014-01-25 17:00