シンプルな言葉。

人に何かを伝えようとするとき、問われているのは
「自分がそのことについて、どれほどわかっているのか」だ。

自分のことはさておき、そのことに無自覚な人の言葉はとてもわかりにくい。

とてもよく「わかった」とき、そのときにでる言葉はとてもシンプルになる。


そんなことを象徴する言葉に出会った。

創業500年の和菓子の老舗、とらやさんの企業理念、
「おいしい和菓子を喜んで召し上がって頂く」。


もちろん、この言葉にいたった経過は知る由もないが、
長い歴史のなかで変化し、言葉を足したり、引いたり…。
紆余曲折を経て、「わかった」に至り、今にいたったのではないか。

自分や自分たちのことがわかるのは、とても難しいことだと思うからだ。




「オーベルジュメソンの存在意義は、コレだ!」なんてときどきスタッフに語るが、
まだその言葉がこなれてないのは、自分がよくわかっている。

そんな自分だからこそ、
「おいしい和菓子を喜んで召し上がって頂く」
シンプルさがとてもかっこいいと思う。
そんな言葉は、とてつもなくパワーを持つ。


でも現時点で、わかっていることの精一杯を言葉にしておくことも、
とても大切なことだと思う。


とらやさんのような、シンプルな言葉に行き着くのは、まだまだ先のこと。
でもその時々に、精一杯の言葉にしておきたいと思う。

足したり、引いたり。
それが、オーベルジュメソンの歴史になっていくのでしょう。
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by mesonbox1 | 2013-02-18 15:36