「ハナレ」という名の客室。

新たな客室が作れるかもしれないと思ったのは、
テレビを見ていたときだった。

ベルギーのとあるギャラリーの一室。
本当に小さな窓から、本当に小さな景色があるだけの部屋。

とても落ち着いていた。


「なんだか茶室のようだ」と思った。


天井が低くほの暗い。
出入り口はあるが、外界からはゆるやかに閉じている。

茶室はお招きした主(亭主)とお客様とが相対する中で、
濃密な時間や空間を過ごしていただくことを目的として存在している。


そんな客室なら、できるかもしれないし、
メソンに存在する意味があるかもしれないと、思った。


ただ宿泊室として存在させる場合、「お招きした主」は私たちメソンではなく、旅の主催者。
「招かれた客」は同行の人だと思っている。
「濃密な時間や空間を過ごしていただく」のは、わたしたちとではなく、
同行の人同士で、ということだ。


さて、スタートはこんな感じで順調そうだが、
プランが固まるまで紆余曲折した。
「濃密な時間や空間を過ごしていただく」ための、
建築的「仕掛け」ができないものかいう思案に時間がかかった。

結果、最大の「仕掛け」は、3.5メートルのながーい巨大テーブルと、
本館内にありながら、入口を別に設けることによる「離れ」感。


そして、相談を始めてからちょうど1年、来年1月に着工にいたる。



「向かい合う部屋」をコンセプトにした、「ハナレ」という名の部屋になります。

来年2月25日からご宿泊可能。
まもなくご予約いただけるようになります。


もちろん、お泊りいただく方々の想いは強制できるはずもありませんが、
結果として私たちの「仕掛け」に「はまって」いただければとてもうれしい。

部屋のイメージは、こちらからご覧いただけます。
http://www.meson-box.com/hanare.html
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by mesonbox1 | 2012-12-15 16:08