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いのちの序列。

c0047201_21363993.jpg男と女のうまれる確率は、それぞれ約50%。
オスとメスのそれも、そのほとんどが半々だ。
ちょっと考えてみれば当たり前のことだが、
乳牛の世界もやっぱり同じ原理が存在する。

Mさんのところに、牛乳を分けてもらいにいった時だ。
何頭かの牛のお腹が妙に大きい。
「赤ちゃんがお腹にいるんですか?」と訪ねると
どれも6月が出産予定日だという。
牛の場合、妊娠は受精から文字どおりの10月10日が予定日なのだという。

その時「あれっ」と思った。
当然のことなのだが、この牛舎にはメスしかいない。
牛乳は牛の乳。つまりメスのおっぱいから出てくるものだからだ。
「やっぱり乳牛もオス、メス半々なんですか?」と聞くと、
「そう。なんとか5%でもメスの確率をあげたいと研究されているようだけど、
成果は出てないようだ」と。
「オスが生まれたらどうするんですか?」
「中には、その場で首からつるすところもある。
売れても数千円。えさ代もでない」というのがオスの運命なのだそうだ。

センチメンタルに語るつもりはないが、
「人間に役立つこと」が基準で命が序列化している象徴のような話。
なんとも後味の悪い話を聞いてしまった感じだ。
by mesonbox1 | 2005-05-18 21:43