「リーボーン」という会社。

大津市の北隣に、高島市という自治体がある。

前市長だった海東英和さんは、昨年8月に「リーボーン」という会社を設立した。
鹿やブラックバス、廃鶏など、
これまで税金を投入してまで廃棄してきた資源を
マーケットで高く評価してもらえるものへ「リボーン」して、
事業につなげようとする試みだ。

そんな試みを知ったのは、つい何週間か前だった。
「お話をうかがえませんか?」とお願いして、今日お会いした。

研究と試作の途上にあるのだが、
おいしい商品として仕上げるために、
実にていねいで緻密な準備をされている。


これまで、メソンでも扱ったことのある素材なのだが、
僕自身の幼稚さと素朴すぎな感じが思い知らされる感じだ。

「こういうものだって、おいしい季節がある。
無理しないで、季節限定で考えられたらいいんじゃないですか?」


海東さんはちょっとした時の人だ。
市長時代の手腕が評価され、
鳩山内閣の「事業仕分け」の「仕分け人」を務められた。
この4月からは、内閣府でこの仕事を常勤体制でされるのだという。

「えっ!? じゃあこの仕事はどうされるんですかー?」
「そうなんですよねー」

実に穏やかな表情だが、
「なんとでもしますよ」という自信もうかがえる。


知り合いの高島市民に海東さんについて聞いてみると、
一応に「優れた市長だった」という評判だ。
なのに昨年の市長選挙で敗れている。
「どうしてなんですか?」なんて余計なことも聞いてみた。

「高島市での事業仕分けが、旧体制での利権体質にメスが入ったので、
猛烈な巻き返しにあったということなんだと思います」と。

高島市には損失かもしれないが、
行政の外にいても存分に仕事をされる方なのだ。
by mesonbox1 | 2010-03-15 19:41