カゾクノカタチ。

昨日、ランチに10人で1グループのご予約があった。
ご予約の段階で、バースデーケーキのオーダーがあった。

お越しになったのは、3世代のご家族。
どなたがお誕生日なのか。
これまでこんなケースの場合、お孫さんのお祝いをすることが多かった。

でもケーキを見てみると
「おじいちゃん、70歳のお誕生日おめでとう」と書いてある。
「そうか、主人公はこの方なのか」

そのご家族の構成を見てみる。
サーブしているときに耳にする会話から判断すると、
おじいさんのご夫婦とその息子さんお二人とその奥さん。
そしてお孫さん4人という構成のようなのだ。

その構成がわかった瞬間、かなりの衝撃を受けた。


この構成、実は僕の実家の構成と同じなのだ。
僕の両親、僕の兄の家族4人と僕の家族4人。

ぼくが生まれてから40数年、父の誕生日を祝ったことが一度もない。
祝おうと思ったこともない。

男兄弟だけの家族って、みんな同じようなものだと思っていた。
「世の中、こんな家族があるんだ」と戸惑ったのだ。


ランチ後、この秋メソンで結婚式をされたご夫婦にお会いした。
このお二人のウェディング、
打ち合わせしている僕には当日どんな雰囲気になるのか読めなかった。

でもお二人は「大丈夫です。ゲストの反応は予想できます」と。

ウェディング当日、お二人の予想は見事に当たった。

そんなことは、これまで一度もなかったので、
その謎をお二人に聞いてみた。

その謎を解き明かす鍵は、そのご家族にあった。
彼は男ばかりの3兄弟。

家族は仲がよく、彼は今でも父親と二人ででかけ、
母親とはお互いの相談に乗りあう。
自分の友人は兄弟にも紹介しあうという。
子への信頼感も強く、お二人の新居を確認するまでもないという様子らしい。
そこには「あなたたちの親は、あなたたち子どものことを
かけがえのない大切な存在として強く思っている」という
「家族づくり」があったのだと思う。

そんな中で育った彼は、周りの人たちとの関係も深い。
男友達の誕生日に、いっしょにプレゼントを買物にでかけていく。
「自分にとって大切な人の誕生日は、大切な日じゃないですか」
彼はさらりと語る。
そんな彼らには、自分のウェディングに招いたゲストに
「喜んでもらえるには、どうしたらいいのか」は難しいことではないのだという。

ご家族から生まれた「信頼」の連鎖は、その周辺にも及んでいるのだ。


僕は、「ウェディングの良し悪しは、
究極的にはそれまでのお二人とゲストととの関係の深さで決まる」と
これまでの経験を通して感じてきた。

彼らのウェディングは、その正しさを証明したが、
それだけでは足りなかった。
「ウェディングの良し悪しは、究極的にはそのお二人が育った家族関係で決まる」
なんてことになってしまうのだ。

実は、明日はウチの長女の誕生日。
この話をヨメにも伝えて、「ちゃんとしよう」と決めた。
「なにしたらいいのかなぁ」と思案中だ。
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by mesonbox1 | 2009-11-24 16:44