稼ぐ福祉?

あることを依頼するために、
福祉施設の若き所長さんとお話していた。

総選挙の話になり、「政策的に2大政党のどっちに親近感がありますか?」
と聞いてみると、「どっちもどっちです」。

もう少し、お話をうかがってみるとこんな感じだ。

現場でやりたいことと、政治が決めることにいつも距離がある。
政策が変わるごとに、現場は翻弄され、書類作成に追われる。

確かに福祉の分野って、
「お上の施し」的発想から抜けきれないし、
行政との関わり抜きに成り立つとは考えにくい。
特に彼が仕事をする障害者福祉の分野は、その傾向が強いのが現状だそうだ。

「だから、政治や行政に振り回されないように、
そして本当に自分たちがやりたいことができるように、経営を自立させたいんです。」

なるほどなぁ、と思った。
ぼくの中の「福祉観」がすでに古いのだ。


メソンだって、食品衛生法・旅館業法や消防法など、
さまざまな法律によって規制を受けている。
でも、時々の政治や政策に振り回されることなく、自由に仕事をしている。
自分たちがやりたいことを、形にできる。

「公」ではない「民」ってそういうことなのに、福祉の分野ではそうではないのだ。

彼がめざすのは、そんなフツーの感覚。

でも経営を自立させるってことは、「稼ぐ」ってこと。
開所から8年、ようやく経営は安定してきたらしいが、
本当の挑戦はこれからなのだ。
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by mesonbox1 | 2009-08-23 16:32