銀行の不思議。

あるとき、とある銀行から電話がかかってきた。
「住宅ローンの借り換えなど、お役に立てることはありませんか?」

ある、ある。
別の銀行のものだが、借りた当初からほったらかしで、変動金利のまま。
時期を見てちゃんと手をうたないといけないと思っていた。


翌日、銀行の担当者がやってきた。
資料も見せながら、現状を説明する。

「わかりました。金利は現状より低くできると思います。
登記をあげて確認しますので、再度ご連絡します」


そして1週間後。
「手数料や保証料などを含めると、お客様にメリットがないことがわかりました。
詳しくご説明しますので、お時間をいただけませんか?」


いうまでもなくこのやり取りをしている相手は、銀行の営業マンだ。
銀行の利益の源泉は、金利をつけてお金を貸し出すことにある。
なのにこの人との会話は、「審査員」を思わせる。

あらかじめある「ワク」があり、
そこに借りたい人を当てはめる。
少しでもはみだした部分があれば、アウト。
まさに審査員。

本当に営業的姿勢であれば、
「本来ならばこうなんですが、メリットを出すためにこんな工夫をさせていただきます。
いかがですか?ぜひご検討を!」。
こんな会話になるはずだ。

多少利益は減るかもしれないが、
これでこそ「わが銀行」にメリットをもたらす営業マンとなる。


こんなバカげた会話しかできないために、
電話をかけてきた銀行職員、やってきた営業担当の人件費、
そして行政書士に依頼して「登記」を取り寄せたコスト。
これらはすべてマイナスとして銀行が負担するのだ。
彼にはその意識もない。


これは、その人物個人の体質なのか、
その銀行がもつ体質なのか、よく知らない。

間もなくこの銀行は、他行に吸収合併されるというニュースも耳にする。


はぁー、でもこのローンどうしたらいいんだろう?
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by mesonbox1 | 2009-06-05 09:38