1ヶ月ほど前に、滋賀県からご案内が届いた。
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滋賀ならではの資源や素材を活かし、
心の豊かさや上質な暮らしぶりといった滋賀らしい価値観を持つ
商品・サービスを「ココクール マザーレイク・セレクション」として選定し、
県内外へ発信しています。
http://www.shigaplaza.or.jp/selection/
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選定委員会事務局から「推薦するので、応募しませんか?」というお誘いなのだ。
(選定されたわけではありません)
「滋賀ならではの資源や素材を活かす」って、実は最近あんまり僕の頭にない。
それに「滋賀県」という言葉は使うが、自分にかかわりのあるエリアとしては広すぎて、
ほとんど意識したことがない。
「比良」「近江舞子」「旧志賀町」、せいぜい「湖西地域」が、
ぼくの意識にあるエリアなのだ。
メソンを立ち上げて4~5年目ぐらいまでは、
「地産地消」だとか、「グリーンツーリズム」だとか、「スローライフ」だとか、
そんなことばっかり考えて、突っ走ってきた時期がある。
理念先行で、肩をいからせ、形にしようと必死だった。
それがお客さんに求められていることだと思っていた。
あるとき壁にぶち当たった。
その壁を破るのに、どうしたらいいか検討がつかない。
試行錯誤の期間、メソンを訪れてくれるお客さんに聞いていた。
(今でも聞いてます)
「どうしてメソンへお越しに?」「メソンはいかがでしたか?」
「メソンを出た後、どんなご計画ですか?」
僕たちがやるべきことは、
ほとんどがこの会話の中から生まれている。
今回のご案内をいただいて、
あまりに「滋賀」を意識していないことに気づかされたのだが、
まったく関係なく仕事してきたつもりもない。
ぼくたちがやっていることは、どう「滋賀」とかかわっているのだろうと、
考えるきっかけになった。
結論。
「滋賀ならではの資源や素材を活かす」ではなく、
「滋賀の資源や素材になろう」としているのだ。
オーベルジュメソンがあるから、滋賀を訪れる。
そんな存在でありたいと、思っているのだ。
かなり、生意気ですねー。
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by mesonbox1
| 2014-08-19 18:06