Meson Mail

meson.exblog.jp ブログトップ

わたしたちの役割を、自覚するとき。

あるご家族が、メソンでご宿泊になった。

50歳前後のご夫婦と、大学生ぐらいの娘さんお二人という組み合わせ。
数年前にもご宿泊いただいており、
そのときは5人でご利用いただいたという記録が残っている。

ご予約後に、そのお父さんからのメールで、
誕生日のケーキのオーダーがあり、
サイズや価格についてのやり取りを、何往復かしていた。

そのやり取りのなかで、
「数年前、家族5人でオーベルジュメソンを訪れ、
またいつか来ようとみんなで話していました。
この誕生日ケーキは、
いまはいなくなった子の記念日を、家族で静かにお祝いするためのものです」と。
そんな主旨のことが書かれていた。

いろんな解釈はできるが、正直なところ、少し動揺した。
わたしたちに何かできることはないか考えたが、
普段どおりお迎えするしかないだろうと、思った。


ご宿泊当日、そのご家族がお越しになった。
チェックインされ、お部屋に入られ、ディナーの時間になった。

その会話から、前回来られていて、今回来られていないのは、
「おにいちゃん」だと推察できる。

ご両親は、少ししんみんりた雰囲気があるが、娘さんたちは、
「わたしの誕生日は、家族とじゃなくて、彼氏とじゃないとやだわー」なんて明るい。

会話も弾み、普段からとても仲のいいご家族なんだとうかがえる。


わたしたちは、このご家族に2度目のご宿泊いただいたことを、誇りに思います。
いまそこにいない家族とともに、その誕生日を祝うために、
再びメソンにお越しいただいたことを。

オーベルジュメソンが、わたしたちの知らない間に、
そんな役割を担ってしまっていることを、
こうしたケースを通して思い知ることになります。


その役割を果たすには、
「邪魔しないこと」を徹底することが大切なのだと思っています。

大切な人と過ごす、大切な時間を、「波立たせる」ような要素をすべて排除するように準備しておくこと、
と表現したらいいでしょうか。

このことは、また別の機会に。

[PR]
by mesonbox1 | 2017-11-23 18:59