Meson Mail

meson.exblog.jp ブログトップ

できれば、逃げ切らないで生きたい。

c0047201_11232026.jpg
















とある銀行の待合スペースに、経済雑誌が置いてあった。
ふだんあまり手にとらない雑誌だが、
上記の特集タイトルが目に入った。

「駆け込みセーフは何歳まで? 逃げ切り世代徹底解剖」
崖っぷちに立たされた50代 
あなたは逃げ切れるか!? 読者745人のアンケートで分かった 得な世代 損な世代
生涯負担を給付が上回る 55歳より上の世代が勝ち組
【年金・医療】 公的年金のボーダーは56歳 社会保障全体では51歳

なんて、見出しが並ぶ。

自分の年齢を想定すると、「自分より上の世代ほどの旨みはないが、
割りに合わない若い世代よりははるかにマシ」というのが見立てだろう。
つまり、ギリギリ逃げ切れちゃうかもしれない世代なのだ。

自分の将来に不安がない人はいない時代。
切実なテーマであることはよくわかる。

でも、ぼくたちが逃げ切っちゃたら、
その後を生き続ける人たちはどうなるんだろう。
社会を構成する少なくない人々が、
「逃げ切る」ことを人生の目的にしたらどうなってしまうのか?

「あとは野となれ山となれ」的な発想。
ぼくたちは無責任すぎないかと感じ始めていた。



オーベルジュメソンをはじめるとき、
「とにかく10年間、がんばってみよう」とスタートした。
なのに、今年で15年を迎えてしまった。

前オーナー、前々オーナーから引き継いでいる建物・設備は、
どんどん老朽化していくので、次々と更新せざるを得ない。
この15年は、そこにエネルギーを注いできたといっても過言ではない。
その頃の発想は「逃げ切り」だ。
期間限定のつもりで始めたので、
とにかく今を乗り切ることでOKと考えてきた。

でも少しずつスタッフが増え、
リピートいただくお客さんが増えている現状を見ると、
「逃げ切り」は無責任すぎないかと考え始めていた。

ブログで前述した「冬休みの宿題」で、
http://meson.exblog.jp/25246123/
「メソンを300年企業にする」を、今年のぼく自身の目標設定の一つにした。


だれが経営していようと、
オーベルジュメソンの未来にとっても、
責任をもった経営を今もしようということだ。


つまり、逃げ切らないで生きたいという表明なのだ。

[PR]
by mesonbox1 | 2016-03-10 12:21